軍需産業情報安全防護システム、中国が初開発

中国航天科工集団公司第二研究院が1日に発表した情報によると、同研究院第706研究所が開発した中国初の軍需産業制御情報安全防護システムが、このほど生産ラインで試験運行を終えた。同システムは工作機械の稼働中の情報・データの効果的な管理を実現し、実用化の能力を持つことを証明した。科技日報が伝えた。

同システムはインダストリアル制御ネットワークが伝送する情報をリアルタイムで観測する。設定済みの情報伝送許可規則に基づき、生産・製造の過程で生まれた、もしくは伝送された情報・データを合法的に審査することで、違法な伝送を根本から防ぎ、インダストリアル制御ネットワークに対する攻撃を効果的に防止する。同システムは工業設備のインターフェースの監視・管理が可能で、重要情報が工業設備のUSBポートやネットワークなどを通じ漏洩することを防衛する。軍需企業のデジタル情報の伝送、設備のメンテナンスなどで直面する情報安全問題を解消し、効果的で信頼できる対策を提供する。（編集YF）

「人民網日本語版」2016年2月3日