英紙「フィナンシャル・タイムズ」電子版の1月12日の記事によると、ケニア投資庁のMoses Ikaria常務理事は、「この道路が建設されるスピードに人々は喜んでいる。ケニア人は道の建設には長い時間がかかると考えていたが、中国人はこの見方を変えた」と語る。国際商報が伝えた。
報道によると、2015年の中頃には、やはり中国人の建設したナイロビ南部のバイパスが開通した。30kmに満たず、両側4車線にすぎない道路だが、減速帯も設けられるなど、ティカ高速道路に大きな改善が施された。
この2本の道路に挟まれているのが2013年に開通したキレルシュワバイパスである。日本人の作ったこの道路はケニアの首都を貫通している。ナイロビの投資アナリストであるAly-Khan Satchu氏によると、この道路の「スタンダードはナイロビのいかなる道路よりも高い」という。
報道によると、この3本の道路は、このアジアの2カ国のケニアさらにはアフリカ全体での投資の特性を示している。日本の投資は一般的に信頼できクオリティがすぐれていると言われる。中国の投資はクオリティが低いとみなされているが、現在は改善も見られる。
報道によると、双方は「そちらができるなら、こっちはもっとできる」という競争に入っているように見える。どちらも公には認めていないが、そうであることは事実が示している。日本の天皇誕生日を祝う正式なレセプションで、日本の寺田達志・駐ケニア大使は、「日本のプロジェクトはコストが高いかもしれないが、最終的なライフサイクルのコストはより低く、メンテナンスも少なくすむ」とスピーチした。その場にいた人々には、寺田大使の言葉がどの国に向けられているのかは明らかだった。