大亜湾原発の安全稼働は、世界最先端のデータ・記録を塗り替え続けている。大亜湾原発運営管理公司が1月22日に記者会見で発表した情報によると、嶺澳原発第1期1号機が3620日の連続安全稼働を実現し、世界の64基の同類機種の中で首位となった。科技日報が伝えた。
記者会見で発表された情報によると、同原発の2015年度の送電量は453億7800万kWhで、深セン市の1893万世帯の1年間の電気消費量を賄った。うち6基は標準石炭の消費量を年間約1471万トン、二酸化炭素の排出量を約3624万トン、窒素酸化物の排出量を約23万トン削減する。その環境保護効果は、10万ヘクタールの森林に相当する(深センの半分、香港1つ分の面積)。
同原発は20年以上稼働しており、科学技術の革新に伴い安全性が向上を続けている。運営管理公司が中心となり、複数の部門と共同開発した「国家エネルギー応用技術研究・模範プロジェクト――非能動原子炉緊急高位冷却水源システム」は、「中国電力革新賞」の2等賞を受賞した。同社が担当する国家エネルギー応用技術研究プロジェクト「緊急大容量蓄電池蓄圧システム研究開発プロジェクト」が審査に合格した。この2つのシステムの開発成功は、極端な自然災害に対応する同原発の能力を大幅に高めた。これは中国の原発産業の安全水準が、一つ上の段階に突入したことを示している。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年2月3日