2016年1月15日  
 

中日対訳健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

Apple新浪騰訊人民LINE微信RSS
人民網日本語版>>経済

AIIB開業 アジア域内外諸国に新発展チャンス

人民網日本語版 2016年01月15日17:12

注目を集めるアジアインフラ投資銀行(AIIB)が今月16日に開業した。呼びかけのスタートから開業まで2年あまりの時間を経たAIIBは、その間に世界各国の幅広い反応と賛同を得て、昨年末の発足時には、57カ国が政府間覚書に調印した。中国が呼びかけて設立された初の多国間金融機関であるAIIBは、アジア域内・域外の諸国に新しい発展チャンスをもたらすことになる。融資の第1段は今年中頃にも認可される見込みだ。

▽インフラ建設の遅れを改善 窮乏・貧困対策の推進に力

AIIBには中国を含むアジアの19カ国が参加し、創設メンバー57カ国の3分の1を占める。アジアは「一帯一路」(1ベルト、1ロード)の呼びかけを推進する上での優先地帯であり、重点地域だが、インフラの遅れが経済発展を制約してきた。アジア開発銀行(ADB)がまとめたデータによると、2010年から20年にかけて、アジア諸国が毎年必要とするインフラ建設資金は8千億ドル(約94兆2640億円)に上る。世界銀行やADBなどの国際金融機関だけではアジアの発展途上国の膨大なインフラ投資ニーズには対応できないという。

インドネシアは東南アジアで最大規模のエコノミーだが、インフラの深刻な遅れが国際競争力を弱める最大の問題点となっている。道路、橋、港湾、水道、電気などの施設の不足が、海外資本がインドネシアに進出する際の「障害物」となり、整った物流ネットワークの欠如により、商品の輸送コストが非常に高くつき、同国の製品の市場開拓を妨げている。

インドネシアASEAN(東南アジア諸国連合)南洋基金会の李卓輝代表は、「世銀、ADB、国際通貨基金(IMF)といった国際金融機関だけではインドネシアをはじめとするこの地域の発展途上国の資金調達ニーズに対応できない。インドネシアはAIIBのような協力パートナーを是非とも必要としており、AIIBがこの地域の国々のインフラ建設ブームを巻き起こし、この地域の経済の潜在力を発揮させる強力な推進役になることを確信する」と述べた。


【1】【2】【3】

関連記事

コメント

最新コメント

アクセスランキング