ジャスティン・トルドー首相
華人の海外居住人口が増えていく中で、中華文化の影響も日増しに拡大している。旧暦の新年に唐装(チャイナスーツ)を身につけるのは、もはや華人だけの習慣ではなくなってきている。カナダでは多くのカナダ人たちも華人のように「年越し」するばかりか、唐装を身に着け、新年の挨拶をし、チャイナタウンの新春のパレードに参加し、華人と共に新春をお祝いし、その様子はパレードに独特な彩を添えている。カナダのジャスティン・トルドー首相も過去に唐装を身に着け、団体祝賀イベントに参加したことがある。中国新聞網が伝えた。
バンクーバーで行われた第43回新春大パレードの会場では見事な唐装に身を包んだ人々がそれぞれのスタイルを披露していた。スタイリストの李暁嵐さんは、今年唐装を着ている人々はそのスタイルに色々と気を配っていることが見て取れ、称賛に値するとしながらも、文化的な背景の違いから、一部の外国人は中国の伝統文化を体現する唐装をうまくコーディネートできておらず、着回しが最適とは言えないと指摘している。
李さんは「まずカラーコーディネートはできるだけ着る人の肌の色と重ならないようにすることに気をつけ、コントラストが大きく、鮮やかな色合いを選んだ方がいい」とアドバイス。彼女は例としてバンクーバー市長の装いを挙げ、「グレゴール・ロバートソン市長(Gregor Robertson)は今回、淡い金色の唐装で全体的なコーディネイトはなかなかのもの。彼の体格は唐装が非常に似合うが、惜しむらくは金色が彼の肌の色に近すぎる点。生地の柄も思ったように生きていないが、彼の笑顔がそれらを十分にカバーしている」とした。
ジュエリーデザイナーのジャン・ラーベンさん(Jan Raven)はバンクーバー議員の鄭文宇氏の唐装が最もアイデアに富んでいるとし、「グレーのオーソドックスな唐装だが、季節に合わせた赤いマフラーにシルクハットをコーディネートし、さらに彼の人を引き込むようなすばらしい笑顔が人々に深い印象を与えている」と語った。(編集TG)
「人民網日本語版」2016年2月18日