中国大陸部では1月の香港からの輸入が大幅増となり、増加率は108%に達した。一方で、資金移動を目的とする虚偽貿易取引が行われているとの見方がある。これを受けて商務部(省)の沈丹陽報道官は17日、「現在、中国の国際収支は依然として穏やかな状況であり、人民元が持続的に下落するようなことはない。資金の海外流出が激化するような現象は存在していない」との見解を示した。中国国際放送局日本語版が伝えた。
また、沈報道官は「厳密な調査と分析を行わず、また、データの裏付けと事例を持たずに、資金の流出を疑うことはできない」と強調した。
「人民網日本語版」2016年2月16日