外交部(外務省)の洪磊報道官は17日の定例記者会見で、米ASEAN非公式首脳会議に関する質問に答えた。
最近、米国とASEAN諸国はカリフォルニア州で非公式首脳会議を行った。会議は共同声明で争いの平和的解決、地域および海上の平和・安全の維持などに言及した。
これについて洪報道官は「以前指摘したように、われわれは米国とASEAN諸国の関係発展を歓迎すると同時に、この関係は地域各国の積極的な相互作用と協力、地域の安定と発展に資するものであるべきだと考えている」と指摘。
「われわれは、少数の国が今回の会議で南中国海問題を大げさに宣伝しようと企てたが、圧倒的多数のASEAN諸国は賛同しなかったことにも留意している。こうしたやり方は域内諸国間の相互信頼を損ない、南中国海の平和・安定維持に向けた域内諸国の努力を妨害し、さらには破壊さえするからだ。中国側はASEAN諸国と共に、引き続き地域の平和・安定維持、争いの平和的解決のために建設的役割を発揮することを望んでいる」と述べた。