孫楠(右)
第58回グラミー賞授賞式が15日、米ロサンゼルスで開催。レディー・ガガ、テイラー・スウィフト、アデルなど世界的な歌手が登場した。また、グラミー賞の中国版ともいえる歌番組「中国之星」で総合チャンピョンに輝いた孫楠(スン・ナン)が授賞式に出席し、会長から「会長功労賞」を授与された。グラミー賞の受賞者リストに中国人ポップ歌手の名前が登場したのはこれが初めて。中国日報網が報じた。
これまで、中国系米国人のチェロリスト・馬友友(ヨーヨー・マ)や、作曲家の譚盾(タン・ドゥン)、ピアニストの郎朗(ラン・ラン)などがグラミー賞のノミネートや受賞者のリストに入ったことがあるものの、中国のポップ歌手が登場したのは孫楠が初めて。今月11日、孫楠はロサンゼルスのグラミー・ミュージアムで、賞を授与された。ザ・レコーディング・アカデミーのニール・ポートノウ会長は、「『会長功労賞』は毎回設置されている賞ではなく、チャンスは限られている。最も傑出したアーティストにこの賞を授与している。これまでに、ビートルズやホイットニー・ヒューストン、スティービーワンダー、ニール・ヤングなどがこの賞を受賞している。中国人歌手としてこの賞を受賞したのは孫楠が初めて」と説明している。
「人民網日本語版」2016年2月17日