15年、「ネット有名人」のほか、「ネットで人気になる女性の顔」も流行語となった。その特徴は、うりざね顔で大きな目、鼻筋が美しく、体もセクシーでスリムだ。そして、自撮りの時にはシャネルを手放さない。周揚青や雪莉cherieなどの「ネット有名人」の多くは裕福な家庭で育ち、その美しく、リッチな生活をネット上で伝えている。そのような女性の多くは、オンラインショップで女性服を販売したり、オンラインショップのモデルをしたりしている。
このような「ネット有名人」が経営しているオンラインショップは、販売している服の撮影のほか、プロのカメラマンを招いて、自ら販売する服を着て動画を撮影。フォロワーに服を着て生活するとどれほどオシャレかを伝えている。知名度を利用して、自身のオンラインショップの売り上げを伸ばすというのがその手法だ。
だが、「ネット有名人」なら、誰でも大きな利益を手に入れることができるわけでもない。中国商務部(省)研究院消費経済研究部の趙萍副部長は最近、取材に対して、「『ネット有名人』というのは、新たな経済現象となっているものの、あまりにつまらない、もしくはモラルが低いために『人気』になった場合、社会の主流価値観の反発を受け、利益に結びつくことはあまりない」との見方を示している。
「人民網日本語版」2016年2月29日