中国人民大学(北京市)データ・調査センターが4日に発表した調査データによると、中国大陸部の60歳以上の高齢者約5割が、子供が成長し家を離れたため、 一人または夫婦のみで生活する「空巣老人」で、その約25%が孤独を感じていることが分かった。北京晨報が報じた。
調査によると、中国の高齢者の約23.8%が明らかな認知衰退のリスクを抱え、認知症を患うリスクも抱えている可能性がある。女性の割合は男性の2倍で、受けた教育の程度が高齢者の女性の認知の程度に影響を与える重要な要素となっている。年を取るにつれ、高齢者の社会適応能力のほか、社会的価値観も低下する。高齢者の24.78%が孤独を感じており、うち1.4%が強い孤独感があった。一人で生活している高齢者だけを見ると、強い孤独感がある人の割合が5.12%まで上昇する。健康状態が悪い高齢者ほど、孤独感が強い。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年3月7日