外交部(外務省)の洪磊報道官は9日の定例記者会見で「中国企業によるオーストラリアでの経営は、市場原則、国際ルール、オーストラリアの国内法の尊重を踏まえて行う正常なビジネス活動であり、両国に大きな利益をもたらし、オーストラリアの政府と国民にも歓迎されている。オーストリア各界が中国企業との協力を客観的、理性的に受け止めることを希望する」と表明した。
【記者】米国がオーストラリアで行った秘密世論調査によると、中国側がダーウィン港のリース権を獲得することに約90%のオーストラリア国民が疑念や懸念を抱き、国の安全に影響を与えかねないと考えている。これについてコメントは。
【洪磊報道官】中国企業がダーウィン港のリース権を獲得することに、オーストラリアの大衆がそのような疑念や懸念を抱く必要は全くない。中豪経済・貿易協力は中国の発展がオーストラリアに重要なチャンスをもたらしていることを十分に示している。中国側はオーストラリア側と互恵協力を強化し、共同発展と共同繁栄を実現することを望んでいる。中国企業によるオーストラリアでの経営は、市場原則、国際ルール、オーストラリアの国内法の尊重を踏まえて行う正常なビジネス活動であり、両国に大きな利益をもたらし、オーストラリアの政府と国民にも歓迎されている。オーストラリア各界が中国企業との協力を客観的、理性的に受け止めることを希望する。この世論調査について、「オーストラリアの国防・安全保障高官はこの協力がオーストラリアへの脅威にならないと考えている」とターンブル首相がすでに表明したことには私も留意している。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年3月10日