中国では現在、不動産の在庫調整が話題になっているが、独身男女の「在庫調整」も社会が注目する問題となっている。関係当局が発表している統計によると、中国の未婚の男女の数は約2億人。大きな「在庫調整」圧力に直面している。そんな中、中国の婚活サイト「珍愛網」が3月8日の「国際女性デー」を控えた7日、優秀な独身女性にスポットを当て、資産運用や結婚に対する見方をテーマに、サイトの会員を対象に調査を実施。資産運用や恋愛・結婚の違い、男女関係などについて分析を行った。 北京晨報が報じた。
優秀な独身女性とは、ルックスが良く、経済的に独立しており、仕事の能力があり、自分の思想、しっかりした見解、原則を持っている女性。そして、恋愛・結婚に関しても、自分の考えを持っている。
優秀な独身女性の認定に男女差
優秀な独身女性の認定に関しては、男女差がある。男性の半数以上、女性の6割以上が、優秀な独身女性は「自分の思想、しっかりした見解、原則」を持っているべきと考えている。また、男性は女性の「顔面偏差値」を重視しているのに対し、女性は「仕事の能力」を重視している。珍愛網の恋愛・結婚専門家は、現在の女性の意識からして、多くの女性が結婚後も主婦になるのではなく、仕事を続けることを望んでおり、女性の人生において仕事も欠かせないものと考えている。今の女性の価値観は変化しており、男性よりも、自分が楽しいことを重視するようになっており、仕事ができ、経済的にも、精神的にも独立している。
また、女性が仕事を続けるのは、経済的に厳しい状況とも関係があり、不動産や物価が高騰し、生活費が大幅に上昇。男性の収入だけではやっていけない状況となっている。
女性は結婚相手との生活習慣の違いを最も懸念
同調査では、これまでは、結婚後の姑との関係を心配する女性が多かったのに対し、 現在は41.63%の優秀な女性が男性との生活習慣を心配しており、姑とのトラブルの約32%を大幅に上回っている。どのように相手と結婚してうまくいくかを見極めるかとの質問に、独身女性の74.18%が相手の友人や家族に入り込み、生活習慣が合うか、結婚生活がうまくいくかを見極めると答えた。