中国の文化部(省)、教育部(省)が主催し、青海省文化・新聞出版庁、青海民族大学が実施した、中国無形文化遺産であるチベット仏教関係の掛軸・タンカの研修会が6日、青海民族大学で始まった。ゴロク・チベット族自治州の伝統手工芸であるタンカの技術を学ぶため、青海省の継承人やタンカの技術をある程度身に付けた民間アーティストなど61人が1カ月間訓練を受ける。人民日報が報じた。
近年、タンカの技術は、ゴロク・チベット族自治州で急速な発展を見せ、アーティストが増え、経済効果も出ている。しかし、タンカのアーティストの素養や現代美術の基礎的な知識が不足しているという問題も大きくなっているため、今回の研修を通して、知識と技術を伸ばし、タンカの継承者の芸術的素養や創作力を向上させ、視野を広げるのが狙いだ。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年4月8日