【野心はそれだけではない】
今年の「バリカタン」で日本は招待を受けてオブザーバーとして参加する。だが日本側の野心がこれに止まらないのは明らかだ。米国のシーライト国防副次官補(南アジア、東南アジア担当)は先日、日本が「バリカタン」への定期参加を希望し、フィリピン側と交渉していることを明らかにした。オブザーバーとして参加しているが、一層の参加を強く望んでいるのだという。
藍氏によると、米比合同軍事演習への参加は自衛隊にとって「海外進出」の一歩であり、こうした行動は今後一層増える。南中国海を「かき乱す」背後には実は日本の「軍事拡張」の野心が秘められている。「日本は南中国海をめぐる争いの当事国ではないのに、一貫してあちこち動き回り策を弄している」。「さらに日本の海上の生命線が脅かされているとの偽りの話を作り出して、国民に危機感を抱かせ、軍拡・憲法改正の世論を作っている」と指摘した。
昨年9月、日本の連立政権は議席の優勢を利用して、集団的自衛権の行使を柱とする安保法案を参議院で強行採決した。これによって日本は「専守防衛」の国策を完全に捨てた。同法案は反対者から「戦争法案」と呼ばれてもいる。
専門家によると、新安保法によって自衛隊の軍事活動強化が進むのは間違いなく、その範囲は南中国海だけでなく東中国海、インド洋にも及ぶ。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年4月7日