14年10月、マインクラフトを使って円明園を再現するプロジェクトが「着工」した。
パーク全体の平面は、5000×5000のフィールド。地形図だけでも、馬さんは7-8枚作成し、破棄した画用紙は「数十枚」という。建築、庭園、内装、植物など、チームのメンバーが全て、クリックして再現していく。
チームのメンバーのほとんどが、造園や建築のメンバーではないものの、ゲームが好きという共通点があるため集まり、共に研究、模索。「センスと観察を頼りに、庭園の様子がはっきりしてきた。これは本能だより」と馬さん。
その後、14カ月かけて、今年の春節(旧正月、今年は2月8日)前に同プロジェクトは一段落。円明園には150の景観があり、そのうちの50を再現する計画で、現在ネット上にアップされている動画に出てくる景観はそのうちの30%にも満たない。
馬さんは、「この動画が、眠っている人を呼び覚ます水のような役割を果たすことを願っている。過去を忘れてはいけない。歴史に対する敬意や探求する精神を呼びさましたい」と語る。
あるネットユーザーは、「このチームが廃墟に命を吹き込んでくれた。これは、教科書を見るより、心を揺り動かされる。直感的に円明園を見ることができ、これは単なるゲームではなく、みんなの夢でもある」と絶賛している。同プロジェクトのメンバーという貳小哲さんは、「動画がアップされ、バックミュージックが流れはじめると、思わず涙を流してしまった。これはみんなの夢。今は、あの傷跡に触ることができるようになった。円明園は眠っているだけで、まだ生きている」と書き込んでいる。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年4月7日