上海税関は、このデマをきっぱりと否定した。8日、韓国ソウル発MU5042便の搭乗客が中国に入国した。携帯していた計4個のスーツケースには、約2万元(1元=約17円)相当のメイク用品と約1万元相当のスキンケア用品が入っていた。だが、これらの商品の領収書は提出されなかった。上海浦東国際空港T1ターミナルは現在改装中であるため、現場には独立した検査エリアが設けられていなかった。税関係員はこの旅客が持ち込もうとした制限量をオーバーした携帯品を細かく調べて判断を下した。旅客は決して、これらの物品を放置したわけではなかったという。
このような状況は毎日のように起こっているが、決して「新政策」が原因ではない。また、北京の某旅行会社関係者は、「税関の検査の厳格度は、空港によってまちまちだ。天津に到着する国際線は、日本線や韓国線が多い。これら2カ国は、中国人観光客にとって『ショッピング大国』であることから、帰国時の税関審査がかなり厳格に行われている。一方、首都空港の検査はかなり緩い」とコメントした。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年4月11日