2016年4月13日  
 

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人民網日本語版>>経済

中国 90年代生まれの「仕事」に関するアンケート (2)

人民網日本語版 2016年04月13日13:58

中国経済の発展とモデルチェンジに伴い、90年代生まれの物質・文化的生活や価値観にも大きな変化が生じた。仕事も生計を立てる手段から、ハイクオリティな生活を得るための道具へと変わり、人生の価値を実現するためのプロセスになった。よって、彼らの仕事への要求にも大きな変化が見られる。雇用主を選ぶ際の基準に関するアンケートでは、「職員への尊重」が「福利厚生の完備」や「競争力のある給与」を上回り、彼らが雇用主を選ぶ際に最も重要なポイントとなった。

90年代生まれはまた、自由で開放的な企業文化を好むようだ。調査結果によると、最も理想的な企業文化として73%が「開放的、自由で、比較的ゆるい企業文化」を選び、「厳格で秩序がある、個人よりも集団を重視する伝統的な企業文化」を選んだ人はわずか13%だった。自由な気風を追い求める彼らのほとんどが、職場でのゴシップや暗黙の了解といったものに対し、はっきりとした不快感を示している。

福利厚生面を見ると、90年代生まれは福利厚生の「ハード面」よりも「ソフト面」を重視している。彼らにとって、「五険一金(年金保険、失業保険、医療保険、傷害保険、出産保険、住宅公共積立金)」のようなハード面での福利厚生はあって当然のものであり、重要な競争力を持つ要素ではない。彼らに人気なのは、フレックスタイム制、規定外の有給休暇、会社までの送迎バスといったソフト面だ。

調査ではこのほか、北京、上海、広州、深センの一線都市が90年代生まれの若者を引き付ける魅力が次第に失われていっていることも明らかになった。約半数のアンケート回答者は、発展していく適したチャンスがあるならば、二線、三線都市で最初の仕事を始めても良いと回答している。90年代生まれは将来のキャリアプランについて、より積極的な見方を持っている。高収入で安定した、親の目にかなう「体面の良い仕事」はもはや人気ではない。アンケートでは、64%が「やりがいのある中小企業で働きたい」と答えた。「インターネット+」戦略の推進に伴い、競争のプレッシャーが少ない大企業よりも、進んだ管理制度や、競争力のある福利厚生、革新的な雰囲気を持つインターネット中小企業のほうが90年代の若者に受け入れられている。フラットな管理モデルや個人の能力を十分に発揮できるといった特徴も、自らの興味を追い求め、自己価値を実現したいという彼らのニーズにちょうど合致している。(編集SN)

「人民網日本語版」2016年4月13日


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