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上海ディズニー内覧会がスタート 童話の世界を現実世界に引き入れる「秘策」が明らかに (2)

人民網日本語版 2016年05月09日14:07

メインエントランスとフラワーガーデン建設プロジェクトの技術を担当した張友傑・プロジェクトマネージャーは、「ディズニーランドを一周するには、2時間しかかからないが、地下に張り巡らされたインフラネットワークの長さは、なんと110万メートルに及び、上海と天津の距離と変わらない。テーマパークの水道・暖房・電気などの各種ラインは、すべてここを通っている。上下に交差している部分もあり、交差するラインは多いもので11層に上り、深さは9メートルに達する」と紹介した。

●ハンドメイド彫刻で145種類の華麗な「上着」が完成

上海ディズニーランドのメインエントランス・フラワーガーデンには、計22棟の単体の建物があり、建築面積は1万6400平方メートルに及ぶ。主体構造はコンクリートと鉄筋とが一体となった鉄筋コンクリート(RC)構造で、それらがこれら22棟の「骨格」と「血肉」を構成している。「テーマ彫刻壁」などの「建築マジック」を応用したカスタムメイド工法によって、22棟は145種類の華麗な「上着」をまとい、アニメの原則的な空間が現実世界に持ち込まれた。

装飾部材を担当した劉小紅さんは、摩訶不思議なマジックの全プロセスに携わった。彼は、「この技術では、建築物外壁が1枚ずつはめ込まれているが、基底部の整備、メタル・ラスの取り付け、漆喰塗装、彫刻、色付け、アンティーク加工など約20種類のプロセスを経なければならない。これらは全て手作業によるものだ」と話した。

プロジェクトの単体の建物は、壁には異なる年輪のデザインが施されており、それぞれ年輪は見たところ木製のようだが、実はそうではない。作業員は、「各年輪の材料は、10種類以上のプロセスを経て完成したものだ。最も重要なのは最後の作業で、リアル感を表現するために、割れ目が入ったものも含め、それぞれの年輪の大きさ・色・古さにバラつきを出した。作業員は、さまざまな年輪の画像を集めてきて、試行錯誤を繰り返し、最終的にベストな効果を引き出すことに成功した」と説明した。


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