出産後、職場に対する希望に変化が生じている。「出産後、職場に望むことは?」との質問に対して、「勤務時間を自由に調整できること」が76.5%でトップ、「勤務時間の8時間以外は、家庭を最優先としたい」が第2位で67.1%だった。また、「働く母親の報酬はより高くあるべき」と考える人は50.3%を占め、「働く母親は、自分が好きな仕事をすべき」は41.54%、「働く母親の仕事ストレスは軽減すべき」は39.4%、「働く母親はより高いポストを与えられるべき」は14.5%に、それぞれ達した。
出産する前の女性が職場を選ぶ上で重視する項目トップ3は順に、「報酬(83.1%)」「ポスト(56.2%)」「就労環境(53.7%)」だったが、出産後の女性の場合は、「勤務先が近いこと(86.4%)」「報酬(73.0%)」「仕事の負担度(63.6%)」だった。
とはいえ、回答した女性の71.5%は、「専業主婦になることは考えたこともない」と答えた。その理由については、「生活していく上での経済的負担が大きく、夫の給料だけではやっていけない」が最も多く75.5%、「職場を離れると、社会から切り離されたような気持になり、心理的なバランスが崩れる」と答えた人も74.5%に上った。このほか、「仕事に関して追及したいことや理想がある(67.2%)」「長い間仕事から離れると、夫婦関係に影が射す恐れがある(55.6%)」などの答えも見られた。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年5月9日