自撮り棒が発明されてから、人々は自撮りをより一層楽しめるようになり、誰もが自撮りを愛する時代になった。しかし、自撮り棒はもはや時代遅れとなっている。人民網が伝えた。
ある中国企業が先月、「ホバーカメラ」と呼ばれるドローンを発表した。宣伝映像が公開されると、米国のSNSでたちまち話題となり、米国の各大手メディアがこぞって報じた。
その外観はパソコンのハードディスクに似ている。プロペラ部分を折りたたむことができ、持ち運びに便利だ。被写体を確定後、このカメラは自動的にユーザーを追跡し、その他の物体に衝突することはない。使用後はそのまま手に持つことができ、電気がなくなればゆっくりと地上に着地する。カーボンファイバー製の機体により、着陸も安全だ。
重量はわずか240グラム。1300万画素数のカメラを内蔵し、4K動画を撮影可能。底部には対地カメラとソナーを搭載し、機体の安定した飛行を実現する。
このホバーカメラの発明者は、スタンフォード大学で博士課程を修了した、杭州出身の80年代生まれの革新的起業家、王孟秋氏だ。王氏は2000年に北京航空航天大学に入学したが、前期のみで退学した。その後ニュージーランド、豪州、米国など、4年間で4カ国の大学に通った。さらに米カーネギーメロン大学でコンピューター修士課程を修了し、スタンフォード大学のコンピューター博士課程を4年間で修了した。王氏は現在、あるコンピュータビジョン・テクノロジー企業の創業者となっている。
開発チームによると、同製品は量産化の準備を進めており、約600ドル(約6万5000円)で今夏発売を予定している。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年5月12日