中国のコスプレイヤー(資料図)
「五一(メーデー)」連休中に済南で開催されたアニメ・漫画展には、コスプレ・チームが省内各地から集まり、華々しいパフォーマンスを繰り広げた。現実にはいない様々なキャラクターが、「二次元」のアニメ・漫画作品から「三次元」の現実世界に飛び出してきた。齊魯晩報が伝えた。
しかし、一部のネットメディアからは、このようなイベントは「大胆に露出しすぎであり、一部の若いコスプレイヤーは胸と脚と黒タイツを見せびらかしているだけ」と捉えられており、当事者は大いに困惑している。「二次元」の世界が作ったサブカルチャーの現場が、再び誤解や偏見に包まれるようになった。
●「コスプレイヤー」ほとんどが学生
済南には現在、数千人のコスプレイヤーがいる。
ハンドルネーム「星際」さんは、3、4年前から、副業でコスプレカメラマンをやっている。彼の印象では、これまでに撮影したコスプレイヤーの多くは現役の学生で、うち女子学生が7割を占めるという。
大学のコスプレ愛好団体のメンバーは、ほとんどが「95後(1995年以降生まれ)」だ。現在大学生のコスプレイヤーの中には、中学からコスプレにハマった人や、大学入学後コスプレを初めて経験した人もいる。山東省全体のコスプレイヤーの人数に関する統計資料は、今のところない。だが、確かなことは大学や一般社会で、少なくとも数百のアニメ・漫画愛好団体が活動しており、各団体のメンバーは、2桁以上だ。さらに、個人的なコスプレ愛好者もたくさんいる。