外交部(外務省)の定例記者会見で、陸慷報道官が質問に答えた。
【記者】米国のラッセル国務次官補は10日、航行の自由作戦は小国にとって重要だと表明。「もし世界で最も強大な海軍も国際法の認める海域で航行できないのなら、小国の軍艦はどうだろうか?」「もし米軍も国際法上の権利を行使できないのなら、漁船や貨物船はどうして大国の阻止を免れようか?」と述べた。これについてコメントは。
【陸慷報道官】われわれは米側が国連海洋法条約を早急に批准し、これに加盟することを希望する。そうすれば、国際法について次回語る際にもっと説得力のあるものとなる。米高官は「航行の自由は小国にとって重要だ」と表明したが、商業航行の自由と軍艦の横行の自由との違いをまた忘れているようだ。小国は大国と同様、当然国際法に合致する商業航行の自由の確保を希望している。米側のように国際法に違反する軍艦の横行の自由を主張する国はない。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年5月12日