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大学生、ルームメイトとの友情はなぜ決裂しやすいのか (3)

「ルームメイトと仲たがいした経験あり」77.58%

人民網日本語版 2016年05月17日14:39

●学生の個別ニーズに対応、心理的アプローチにより心理的対立を解決

中国の一部大学では、数年前から、新しい「寮部屋割当方法」を導入している。中国人民大学、浙江大学、上海交通大学などでは、2年前から、新入生に対するアンケート調査を実施、各学生の生活時間に基づいて寮の部屋を割り当てる措置を講じている。だが、このような新しい試みでも、ルームメイト間のもめ事を完全になくすことはできない。大学生の陸さんは、「自分が入学した大学では、入学前のアンケート調査が実施された。アンケートには、生活時間・趣味・その他の要求という3項目に関する調査が含まれていた」と話した。

蔡燕蘇氏は、以下の見方を示した。

「もめ事が生じる原因はまさに多種多様だ。生活時間などを目安にするだけで部屋の割り当てを行っても、すべての問題が解決される訳がない。条件が十分に整っている大学ならば、各学生の生活時間、宗教、趣味、技能などを全面的に理解したうえで、部屋割りを試すことも一つの方法だ」

「ルームメイトとのもめ事は、実際避けて通ることはできない。特に、ますます個性化重視の影響を受けた若者たちにとって、自分の権益を護ると同時に他人のニーズにも配慮しなければならないことは、彼らの人生でとりわけ大きな現実的矛盾となっている。このため、大学側は、単にもめ事を減らそうという見地から措置を講じるだけでは不十分だ。大学は、学生が自分のニーズを満たすと同時に他人を思いやったうえで個人的な要求を適切に表現することで、破壊的なやり方ではない方法で問題を処理する能力を獲得できるよう、サポートする責任がある。また、学生一人一人の心理面での健康にも目を配る必要がある」(編集KM)

「人民網日本語版」2016年5月17日


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