国慶節連休に寮のルームメイトの靴を洗った大学生に称賛の声

日干しされた六足の靴がきっちりとベランダに並んでいる

今年の国慶節(建国記念日、10月1日)の連休中、9月に入学したばかりの大学１年生の多くは実家に帰るか旅行に出かけた。そんな中、1人寮に残り、ルームメイト全員の軍事訓練に使った服や靴をきれいに洗った男子学生がいた。こんないいルームメイトに出会ったことがあるだろうか？昨日、微博（ウェイボー）に投稿された一枚の写真が話題となり、この男性は「中国で最もいいルームメイト」と称賛された。大河網が伝えた。

この男性は、河南農業大学で園芸を専攻する一年生の蒋程さんだ。「ごく普通のことをしたまで。こんなに称賛されるとは思ってもいなかった」と話す蒋さん。

蒋さんは雲南省昆明市のある村の出身で、今年9月18日に入学してから国慶節までの期間、新入生軍事訓練を受けた。終わった後、服と靴は汗まみれになり、ひどく汚れてしまった。しかしルームメイトは皆、連休になると急いで寮を出たため、汚れたままの服と靴が残された。実家が遠く離れている蒋さんは寮に残り、まるで当然のことのように残された服と靴を洗い始めた。「3時間ほどかかったが、子供の頃から自分で服を洗ってきたので、特に疲れは感じなかった」 。

ルームメイトの趙暁龍さんは、「軍事訓練で使った服や靴は非常に汚れていた。特に靴は、悪臭まで漂っていた。ルームメイトになってまだ日は浅いが、こんなことまでしてくれた彼に心から『ありがとう』と言いたい」と話した。（編集SC）

「人民網日本語版」2015年10月13日