中国栄養学会が13日、『中国人の食事についての指針2016』を発表した。人民日報が伝えた。
指針では、2歳以上の健常者に対して、6か条の推薦事項を提案した。それぞれ次のとおり。(1)穀類を中心とした多様な食物。(2)食事と運動のバランスをとり、健康な体重を維持。(3)野菜、果物、ミルクや大豆を多く摂ること。(4)魚、鳥、卵や赤身を適量に摂ること。(5)塩と油を少なめに、糖分とアルコールを控えること。(6)無駄をせず、新たな食事のトレンドに乗ること。
毎日の食事には、穀類・イモ類、野菜・果物、家畜・鳥・魚・卵・ミルク、大豆・堅果類などを含む必要がある。一日平均12種類以上、1週間に25種類以上の食物を摂る。各年齢層は毎日、運動し、健康な体重を維持する必要がある。1週間に少なくとも5日間、合計150分以上の中程度の強さの運動を行う。野菜や果物は食事のバランスを取るための重要な一部である。さまざまなミルク製品を摂り、常に豆製品を摂り、堅果類を適量に摂る。魚、鳥、卵、赤身の摂取は適量にする。脂身、燻製、塩漬けの肉製品を少なめに摂る。成人が一日摂る塩は6グラム以下、一日に摂る調理油は25~30グラムにする。一日に摂る量は50グラム以下にする。十分な水を摂り、成人は一日に7~8杯(1500~1700ミリリットル)、お湯やお茶を提唱する。
中国栄養学会の楊月欣理事長は、「中国人の食事構造は不合理な現象が依然見られる。豆類、ミルク類の消費量が依然低く、脂肪の摂取量が過剰で、一部地域では栄養不足の問題が依然存在する。そして、肥満問題が目立っている。これらの問題と食事栄養関係の慢性病は中国人の健康にますます大きな影響を与えている」と指摘した。(編集YX,LX)
「人民網日本語版」2016年5月14日