中国鉄道　現代型物流へのモデル転換を加速

中国鉄路総公司がこのほど明らかにしたところによると、高速鉄道による貨物輸送の効果的な供給を増やし、鉄道の現代型物流へのモデル転換を加速するため、今月15日より実施する新たな全国鉄道ダイヤでは旅客列車を大幅に増やすと同時に、貨物輸送の新たな編成をうち出し、各種貨物列車251本を運行することになった。このうち中欧路線が39本、中央アジア路線が23本になるという。「人民日報」海外版が伝えた。

同公司関連部門の責任者は、「このたびの調整で、鉄道部門は運輸市場の需要に合わせて、社会全体の物流サービスの効率・水準の上昇に着目し、全国鉄道路線網の優位性、大量輸送と長距離輸送の優位性を十分に発揮させることを土台として、貨物列車の運行スタイルの革新を進め、輸送時間の短縮、正確で迅速な輸送の実現を目標として、特別快速や快速の貨物輸送列車と快速電車の運行プランを全面的に改良し、快速コンテナ輸送列車を増発し、中欧路線と中央アジア路線中央アジア路線の列車の運行数を増加し、鉄道貨物快速輸送ネットワークを構築し、各種の貨物列車の運行総数をこれまでより58本多い251本とする。これには4つの狙いがある。第1に、国の「一帯一路」（1ベルト、1ロード）建設にサービスを提供することで、中欧路路線をこれまでより13本増やして39本に、中央アジア路線を4本増やして23本にする。第2に、サービスを提供する地域の経済社会の発展に軸足を起くことで、鉄道当局の枠を越えた貨物快速列車をこれまでより3本多い20本を運行るす。第3に、コンテナの輸送力をさらに高めることで、快速コンテナ車をこれまでより5本多い31本、鉄道輸送と水上輸送の連携によるコンテナ車を2本多い37本運行する。第4に、特別快速貨物列車10本、快速貨物列車35本、普通貨物列車56本を運行して、貨物の迅速な輸送を求める市場のニーズによりよく応えることだ」と話す。（編集KS）

「人民網日本語版」2016年5月16日