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北京で初のジカ熱輸入症例、水際対策を強化

人民網日本語版 2016年05月19日16:59

北京出入境検験検疫局は14日、国境検問所の検疫検査で発熱のある乗客を発見した。この乗客はベネズエラから入国した中国人で、ジカ熱の流行地域への渡航歴があり、過去2週間内に蚊に刺されていた。尿・唾液検査の結果、ジカウイルス核酸が陽性を示し、北京市初のジカ熱輸入症例となった。中国新聞網が伝えた。

同局は、北京の国境検問所で重点国・地域からのフライトや乗客に対する抜き取り検査を強め、ジカ熱流行地域からの入国者に対して検疫検査と症状のモニタリングを強化し、重点乗客の情報収集を徹底し、感染が疑われる場合は直ちに医療機関に搬送するほか、国境検問所エリアでの媒介動物(特に蚊)のモニタリングも実施するとした。

北京国境検問所はまた、ジカ熱流行地域から中国に入った交通手段、コンテナ、貨物、荷物、小包、郵便に対する検疫検査も強化しており、蚊や汚水などの蚊が発生しやすい環境が発見された場合は直ちに殺虫処理を施し、国境を超えた媒介動物の移動・拡散を防ぐとしている。

北京出入境検験検疫局は、流行地域から帰国した労働者や留学生向けに保健センターにて無料のジカウイルス検査サービスを提供するほか、商務・観光当局と共同で人々にジカウイルスへの注意を呼び掛けていく。

このほか、北京出入境検験検疫局は国家共同予防・制御メカニズムの下、国境検問所、出入国検査所、税関および北京市衛生計画出産委員会と協力メカニズムを構築し、国境検問所で発見された症例の関連情報を速やかに北京市衛生計画出産委員会に通報するなど、各当局が提携する首都の公共衛生安全防衛線を構築する。

気温が上がり、蚊の活動が活発になるにつれ、ジカウイルスの感染がハイリスク期に突入する。北京出入境検験検疫局は、ジカ熱など蚊が媒介する伝染病への予防意識を高めるよう呼びかけている。ジカ熱流行地域からの入国者は、入国時に発熱・頭痛・発疹などの症状がある場合、検疫検査スタッフに自己申告しなければならない。スタッフは直ちに必要な検査を行い、救急措置を講じる。(編集SN)

「人民網日本語版」2016年5月19日

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