2016年5月30日  
 

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人民網日本語版>>社会・生活

小中学生の約3割、「学校で時々いじめられる」 (2)

人民網日本語版 2016年05月30日14:20

○子供の心を軽視してはならない

遼寧省建平県の高校に通う呉洋さんは、「学校の教師が重要視するのは成績だけで、両親は金儲けに夢中、一部のクラスメートは、たいてい何もすることがなく、徒党を組んでけんか騒ぎを起こすばかりだ。周囲のクラスメートは、さまざまな暴力的なゲームや映画・小説の世界に没頭しており、クラスメートの間でちょっとした諍いが起これば、たいてい暴力的な騒動に発展してしまう」と話した。

渤海大学の朱成科・教授は、「学校でのいじめは、いじめの当事者双方、さらには傍観者までもが、全員被害者だ。身体的な怪我だけではなく、若者の心の中にも、消し去ることが難しい大きな影が残る。また、校内いじめの加害者の多くは、『問題家庭』の『問題児』である点も見逃せない。保護者に対する教育と保護者が自ら学ぶことが、『問題児』が誕生する芽を摘む重要プロセスのひとつである」と指摘。遼寧省鉄嶺市第三中学校の郭蕾・校長は、「学校と家庭が『成績だけを重視』して、その他を軽視することと、義務教育段階においてメンタルヘルスを専門とする教員が不足していることも、重要な原因となっている」との見方を示した。


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