統計データによると、中国における2015年通年の消費者物価指数(CPI)は前年比1.4%上昇、全国31省(自治区・直轄市)のうち17省(区・市)が、CPI上昇率で全国平均を上回った。31省(区・市)のCPI上昇率ランングによると、青海が前年比2.62%上昇でトップに立ち、最低は新疆の0.57%だった。CPI上昇率が「2%」をキープしたのは、青海、上海、西蔵(チベット)三地だけだった。中国経済網が伝えた。
〇2015年全国CPI上昇率、前年比1.4%
2015年全国CPIは前年比1.4%上昇した。うち都市部の上昇率は1.5%、農村部は1.3%。同年12月のCPIは前年同期比1.6%上昇、前月比0.5%上昇。同年の年間工業生産者出荷価格は前年比5.2%低下、12月は前年同期比5.9%低下、前月比0.6%低下。年間工業生産者仕入価格は前年比6.1%低下、12月は前年同期比6.8%、前月比0.7%、それぞれ低下した。
〇17省(区・市)のCPI上昇率、全国平均を上回る
2015年31省(区・市)のCPI上昇率統計データによると、2015年、全国CPIは前年比1.4%上昇したが、このうち17省(区・市)のCPIの前年比上昇率が全国を上回った。これら17省(区・市)を上昇率の高さ順で並べると、青海、上海、チベット、雲南、北京、貴州、福建、天津、江蘇、吉林、甘粛、広東、湖北、江西、広西、四川、浙江。
2015年上半期の上昇率と比べて、変化が大きかった地方は浙江と広東の2省で、浙江省の2015年上半期CPIは前年同期比0.91%上昇、全国第26位。広東省の上半期CPIは同1.21%上昇、全国第21位。通年で見ると、浙江省のCPIは前年比1.41%上昇、第17位に躍進した。広東省のCPIは同1.55%上昇、第12位に躍り出た。2015年下半期、これら2省の物価上昇が顕著だったことが見て取れる。