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中国製スパコン「天河1号」、過飽和の稼動状態に

人民網日本語版 2016年01月28日14:32

中国国家スパコン天津センター応用研究開発エンジニアの張婷氏はインタビューに応じた際に、「同センターに設置されている中国初のペタフロップス級スパコン『天河1号』は、過飽和の稼動状態にある」と述べた。新華社が伝えた。

「天河1号」は、2010年に天津に設置された。同センターは同スパコンを利用し、石油探査、工業デザイン、CG、バイオ医薬などのクラウドコンピューティングプラットフォームを構築している。天津市の工業企業にクラウドコンピューティングサービスを提供し、企業の技術水準と自主開発能力を高めている。

張氏は、「同センターは現在まで、全国100社以上の重要な企業にサービスを提供する、あるいは深い協力関係を形成している。現在までに企業の研究開発費を数億元(1元は約17.8円)削減し、企業に20億元以上の経済効果をもたらしている」と説明した。

張氏によると、同スパコンはすでに過飽和、さらには「オーバーワーク」の稼動状態にある。毎日オンライン上で実行する作業は1400件以上に達し、欧米の国家級スパコンセンターでも実現が難しいほどの規模だ。企業のクラウドコンピューティングサービスに対する需要を満たすため、同センターは2016年に1万コア級のサーバーを構築し、国防科技大学と100%国産の試作機を共同開発する。(編集YF)

「人民網日本語版」2016年1月28日

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