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「南京大虐殺ドキュメンタリー映画祭」、日本の民間団体が開催

人民網日本語版 2015年11月30日14:07

 

11月28日、この日は関西学院大学元教授の戸毛敏美さんが待ちに待った日。戸毛さんが教え子を連れ訪れたのは、大阪市と日本の市民団体「銘心会」等が主催する特別な映画祭、「南京大虐殺ドキュメンタリー映画祭」だ。人民日報が伝えた。

同日の映画祭では「銘心会」の松岡環会長が監督を務めた2作品『南京-引き裂かれた記憶』と『太平門 消えた1300人』、米国のビル・グッテンタグ氏とダン・ スターマン氏が共同で監督を務めたドキュメンタリー『南京』が上映された。主催側はさらに、96歳になる元日本海軍兵士の三谷翔さんを会場に招き、南京大虐殺の真相を語ってもらった。

映画の上映に先立ち松岡会長は訪れた200名以上の観衆に向け、「一人でも多くの若者があの中国侵略の史実を知ってもらうため、自ら指揮をとりドキュメンタリーを撮影した。この作品を通じて歴史を知ってもらいたい」と挨拶した。

2009年から世界各国で上映される『南京-引き裂かれた記憶』も、数日前に完成した『太平門 消えた1300人』も、いずれも松岡氏が20年余りの心血を注いで作り上げた作品だ。当時の日本軍の侵略行為を広く知らせるため、1988年から、松岡氏は自費で南京を80回以上訪問して300人余りの南京大虐殺生存者に話を聞き、日本でも250人の元日本兵を訪ねて耳を傾けた。両作品は加害者である日本兵と被害者である南京大虐殺の生存者への取材を対比する形で紹介しており、日本侵略軍が中国で犯した虐殺、強姦といった罪の真相を追究し、歴史を否定する日本の右翼勢力の言論に対し有力な反論を展開してきた。


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