日本と中国では値段の差が2倍
無印良品は、日本では低価格路線を歩んでいるものの、中国では「プチぜいたく品」になっている。無印良品の人気商品・体にフィットするソファを例にすると、中国では1200元(約1万8千円)で、25%オフになることもあるものの、900元(約1万3500円)のカバーも買わなければならない。しかし、日本のオフィシャルサイトを見ると、その価格は9800円で、25%オフなら、7350円ということになる。
全く同じ商品であるのに、中国ではなぜ2倍近い値段で販売されているのだろう?無印良品のアートディレクターは以前、メディアの取材に対して、「その主な原因は、中国の税金や輸送コストが非常に高いため。国内間の輸送費が国内から国外への輸送費よりさらに高い。加えて、さまざまなコストが重なり、最終的に日本より最低でも50%高くなってしまう。もし、大都市の店舗の家賃や人件費などを含めると、コストはさらに高くなる」と説明した。
無印良品は、加工・生産拠点を中国や人件費のより安い東南アジアへ移転して、コストダウンや商品のコストパフォーマンスの向上を図っている。そのほかに、一部の手間を省いたり、ラッピングの簡素化や物流の改善を行うことで、商品の値下げに取り組み、無印良品がもっと身近な商品になるように努力している。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年9月12日
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