栾暁英さん
広さ十平米あまりの病室で、病衣を着た老婦人が、お腹を抱えて、苦しそうな表情をしている。1人の青年医師が入ってきて、彼女を診察し、問診を行う。医師が検査し終えると、この老婦人は突然元気になり「違うね。まだ質問していないことがある」と言ったり「検査する時の力加減はそうじゃない」と真剣な顔で問題を指摘し始めた。華西都市報が伝えた。
急性膵炎を「患った」この老婦人は、12年間もの間、このような一連のプロセスを繰り返してきた。これは決して医師に「言いがかり」をつけているのではない。彼女は標準模擬患者(SP)のひとりで、四川大学華西臨床医学院でトレーニングを受けたアジア初のSPだ。
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