大学教育の質には大きな差があり、一般的に国際関連の教育組織が名門校のランク付けを行う。評価ポイントは、学校の名声や在籍する教師のレベル、研究成果など。そのため、英国や米国の大学は上位の常連となっている。しかしこのほど、経済協力開発機構(OECD)は、各国の大学の卒業生を対象に 文化リテラシーや知識レベルに関する試験を実施した。その結果最も成績が良かったのが、米国や英国ではなく、日本とフィンランドの学生であることが発表された。環球網が英国BBCの報道を引用して伝えた。
以下は、OECDの試験における成績上位トップ10:
1. 日本
2. フィンランド
3. オランダ
4. オーストラリア
5. ノルウェー
6. ベルギー
7. ニュージーランド
8. イギリス
9. アメリカ
10. チェコ
日本の大学生が首位となった要因は、しっかりとした基礎教育と実用性を重視した教育を行うことと関係している可能性があると考えられている。フィンランドの大学は、無償で教育を受けることができ、留学生を積極的に受け入れ、本国の学生と交流により刺激を与えることで思考力を高めている。米国のアイビー・リーグが世界でどれほど栄誉を受けていようと、QS世界大学ランキングの上位に多くの米国大学が含まれていようと、ノルウェーやオーストラリア、フィンランドの大学の学生の方がアメリカの学生よりも優秀だということが今回の試験結果で判明した。(編集TK)
「人民網日本語版」2016年10月26日
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