中国の遠洋総合科学調査船「科学号」は30日、40日間の科学調査航行を終えて、青島西海岸新区の母港に帰港した。中国人科学者は今回、西太平洋で2年以上連続稼働した3台の圧力計付き転倒音響測深器を回収した。これらの装置は直近の特大エルニーニョ現象が始まりから、ピーク、終息へと向かう全過程を記録した。新華社が伝えた。
首席科学者の周慧氏は「同装置は音波の反射を使い、海水の水温や塩分のデータを入手できる。科学者はそこから、海面の高度や海流の変化を導き出すことができる。これらの連続的な観測データは、エルニーニョ現象の研究に対して重要な参考価値を持つ」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年10月31日
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