全国民によるショッピング熱が一段落すると、宅配・物流業界にとっての決戦の火蓋が切って落とされた。中国鉄路総公司は、「ダブル11」(11月11日のネット通販イベント)を迎えるにあたり、電子商取引企業や宅配企業との協力を強化し、高速鉄道列車や快速列車を利用した宅配物分流輸送体制を敷き、「ネット通販依存症」たちが先を争うように購入した商品の多くは、高速鉄道列車や快速列車に積載されて運ばれた。このように高速鉄道列車や快速列車を利用した迅速な宅配便輸送体制は今月20日まで続けられ、その後は正常な営業体制に戻るという。新聞晨報が伝えた。
中鉄快運上海分公司の担当者は、「高速鉄道によるスピード輸送によって、11月11日から20日まで、『ダブル11』電子商取引企業の物流サービスに全面的に協力する。長江デルタ地域では、47本の高速鉄道列車や快速列車が、10億5千万件の荷物の分流輸送のために使用される」と話した。
中鉄快運は今回、乗車率が比較的少ない車両を貨物輸送に利用する方法を採用している。担当作業員は、列車内の2列シートの座席の空間に荷物を積載している。また、ほとんどの荷物は、最後尾から2両目の車両に積載され、その車両がビジネス車もしくは一等車の場合は、作業員は二等車の後ろから2番目の車両に荷物を積み、旅客に可能な限り影響が及ばないように配慮しているという。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年11月14日
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