政治と社会的意識
総合的に見ると、多くの人が懸念を示している「保守的なオタク」は、積極的な面と消極的な面、両方を兼ね備えている。積極的な面とは、「保守的なオタク」はグループとなった利益団体ではなく、若者全体を代表しているとも言えず、単にサブカルチャーやインターネットを利用して感じたことを表現しているだけで、日本人の言う所の一種の「空気」のようなものとなっている点だ。
言い変えれば、インターネット上や街頭で自民党の新保守主義を支持しているオタクらが、強い勢力となって実際の政治に大きな影響を与える存在になることはないということだ。
日本で選挙権年齢が18歳以上に引き下げられ、今年の参議院選挙では、その影響があまり見られなかったものの、若者の考えや賛同していることは今後さらに注目されるようになるに違いない。「オタク」と「政治」の関係について研究することで、「民意」をもっと知るための参考材料になるかもしれない。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年11月21日
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