ミャンマー北部の一部衝突地域で流れ弾が中国側に落下し、中国側住民が負傷したことについて、外交部(外務省)の耿爽報道官は21日の定例記者会見で「中国側はすでにミャンマー側に申し入れを行った。国境管理の強化措置を講じ、国境地帯住民の人身と財産の安全を守っている」と表明した。
耿報道官は「ミャンマーの一部少数民族地方武装勢力と政府軍の間で20日、ミャンマー北部の中国との国境近くで交戦が起きた。一部衝突地域では流れ弾が中国側に落下し、国境地帯の中国人住民1人が腕に被弾し負傷した。中国側はすでにミャンマー側に申し入れを行った。国境管理の強化措置を講じ、国境地帯住民の人身と財産の安全を守っている。在ミャンマー中国大使館はすでに在ミャンマー中国公民に対して安全に注意し、衝突地域へはできる限り行かないよう促した」と述べた。
また「中国側は情勢の推移を引き続き注視するとともに、ミャンマー側と意思疎通を保っている。われわれは衝突双方が自制を保ち、軍事行動を直ちに停止し、情勢の激化を避け、的確で実効性ある措置を講じて国境の平穏を回復するとともに、中国側の主権と国境地帯住民の生命・財産の安全を損なう事が起きないようにすることを強く望む」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年11月22日
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