ダブル11(11月11日にネット通販イベント)が終わり、大学の中では宅配便の数量が激増し、受け取り代行サービスの需要が倍々成長を遂げている。「使い走り」をいとわない学生たちは、こうした状況の中でビジネスチャンスを見いだした。お湯を運んだり、出前を運んだり、キャンパスに新たに登場した「パシリ経済」が注目を集めている。中国新聞網が伝えた。
▽ダブル11後 大学の宅配スポットに長蛇の列
中国伝媒大学南広学院を卒業したエン弈さん(エンは焉におおざと)は、2012年の夏から、キャンパスで宅配便の受け取り代行サービスを初め、現地のメディアに取
材されたこともある。
数年後の今、ダブル11が若い人々の熱狂するショッピングイベントになった。毎年ダブル11が終わると、大学の宅配便スポットは取扱量が限界を超えて業務が回らな
くなる。今年は北京大学、鄭州大学、雲南師範大学、中北大学など各校の宅配ステーション・スポットは、どこも荷物を受け取るための長蛇の列がみられた。
エンさんは、「ある日、宅配便を受け取りに行ったら、たくさんの人が並んでいた。そこで、誰かが荷物を自分の部屋の前まで運んでくれたら、時間も節約できるし、宅配便会社も楽になるし、そこから利益も上がるだろうと考えた」と振り返る。こうしてエンさんは宅配便の受取代行サービスを始め、宅配スポットと学生の部屋の間を行き来するようになった。
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