2016年11月22日  
 

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熱くなる大学内「パシリ経済」 宅配の受取代行など (2)

人民網日本語版 2016年11月22日08:54

▽携帯電話のアプリが事業のプラットフォームに

取材により、「校内達」という名称の携帯電話用アプリケーションが、大学でひそかにブームになっており、学生がキャンパス内「パシリサービス」を募集したり引き受けたりする際のプラットフォームになっていることがわかった。北京地区の大学で最も多く利用され、天津市、江蘇省、湖北省などの一部の大学にも広がる。ここで発信される情報は宅配便の受取代行に関するものが中心で、サービス価格は3~5元(1元は約16.1円)ほどだ。

このアプリを開発した孫文亜さんは、「これまでに10あまりの大学を開拓し、どの大学でもサービスの取扱量が増加している。一日の取扱量が最も多い大学は400件を超え、総取扱量は1千件に迫る。増加率は最高で100%を超えた。取扱量が急に増えたのは大体11月13日からで、ダブル11に注文した荷物がこの日あたりから次々配達されるようになったからだ」と話す。

中国教育後勤協会キャンパス宅配事業委員会、菜烏網楽、阿里研究院が発表した初の「キャンパス宅配事業発展報告」によると、2015年を通じて、大陸部の大学で受け取りが行われた宅配便の荷物は全国の送料の約6%を占め、この市場は少なくとも7万人の直接雇用のチャンスを生み出すことになる」という。エンさんの場合、「宅配便の受取代行で一月あたり2千元から3千元の収入を得ていた」という。

華中師範大学社会学院の金小紅准教授は、「EC、金融の成功モデルが登場すると、多くの大学生が、特に起業を考える大学生が社会に存在する一連のニーズに注目するようになった。学生たちがキャンパスでそれぞれの時間と精力を費やしてこのような試みを行うのは『実行可能』なことだ」と話す。

また金准教授は、「学生がこうしたキャリアと経験を積むことができれば、起業について少なくとも一定の理解を得ることができ、その後、セルフイメージや人生プランをよりよく調整できるようになる」と話す。


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