2016年11月25日  
 

中日対訳健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

Apple新浪ツイッターFBLINE微信RSS
人民網日本語版>>科学技術

アリクラウド四大海外データセンターが間もなく始動

人民網日本語版 2016年11月25日14:41

アリババ(阿里巴巴)グループ傘下のクラウドコンピューティングプラットフォームである阿里雲(アリクラウド)は21日、アラブ首長国連邦のドバイで、欧州、中東、日本とオーストラリアにあるデータセンターが、今月中には相次いでそのサービスを開始することを発表した。これは、アリクラウドが中国企業で初めてクラウドコンピューティングのインフラ設立を世界主要インターネット市場で行い、そのクラウドコンピューティングプロバイダーとしてのサービスを広くカバーすることを意味する。新華社が伝えた。

アリクラウドはすでに米国西部・東部エリア、シンガポール、香港地区にデータセンターを設立しているほか、シンガポールには海外業務本部を設置している。欧州、中東、日本、オーストラリアの4つの地域でサービスポイントを開設した後は、アリクラウドのサービスポイントが一気に14ヶ所まで増える見込みだ。これらのデータセンターは国内外のユーザーにデータの保管、セキュリティ、ビッグデータ、人工知能等の製品を提供する。

世界規模の市場で見てみると、現在クラウドコンピューティング業界は急速に成長している。国際データセンター(IDC)のデータによれば、2019年までに世界のクラウドコンピューティング市場の売上げ規模は1410億ドル(1ドルは約113円)にまで達するとみられ、2016年の700億ドルと比較すると約2倍にまで増える見込みだ。

エリア規模の市場で見てみると、アリクラウドは中東でデータセンターを設置した初の国際的なクラウドサービスプロバイダーとなる。同エリアではインターネット市場が急速な拡大をみせ、なかでも中国のインターネット企業の進出が特に目立っている。昨年、アリクラウドとMeraasグループはドバイで合弁企業であるYvolveを立ち上げ、中東と北アフリカエリアの企業および政府機関にクラウドコンピューティングのビッグデータサービスを提供している。

またある投資銀行の研究報告データによると、アマゾン、マイクロソフトとアリクラウドが現在世界におけるクラウドコンピューティング市場のトップを形成している。2015年の売上高から試算するとアリクラウドがその市場規模でグーグルクラウドを抜き、世界第2位であるマイクロソフトのウィンドウズアズールの3分の1を占めるまでに成長している。(編集TG)

「人民網日本語版」2016年11月25日

関連記事

コメント

最新コメント