オンライン決済ソリューションのペイパルとグローバル市場調査会社のイプソスはこのほど共同で「第3回グローバル越境貿易報告」を発表した。それによると、中国が初めて世界のネット通販利用者に最も歓迎される海外通販国になり、アジア太平洋地域がモバイル越境ECの主力に躍り出たという。「北京日報」が伝えた。
同報告は世界32カ国のネット通販利用者約2万8千人を対象に消費習慣をたずねたもの。回答者の21%が過去1年間に中国のサイトで海外通販をしたことがあると答え、米国のサイトの17%や英国のサイトの13%を上回った。
回答者は、海外通販を通じて質がよく価格の手頃な商品を手に入れたいと考えている。これと同時に、76%が「海外通販を選択するのは価格がより手頃だから」と答え、65%が「海外通販では自分の国にはないいろいろな商品を買うことができるから」と答えた。また46%が「配送料が無料だから」とし、44%が「決済方法の安全性がより高いので海外通販を選ぶ」としている。
同報告によれば、アジア太平洋地域はモバイル越境ECの主力になった。この地域の消費者のうち、37%がスマートフォンをはじめとするモバイル端末によって越境ECを利用している。過去12カ月間に、約68%がスマートフォンで海外通販を利用したという。西欧、東欧、北米地域の消費者の場合、越境ECの約15%がスマートフォン経由で行われている。
同報告によると、「中国のモバイル端末によるショッピングは過去約2年間に著しく増加し、2016年にはスマートフォン経由の海外通販消費額の海外通販消費額全体に占める割合が35%に達した。2015年は27%にとどまっていた」という。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年11月22日
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