秦始皇帝陵の発掘調査の新たな発見として、秦始皇帝陵内で数千点の各種動物が見つかったことが、このほど発表された。これは現時点で、発見された動物の種類が最も豊富な皇帝の墓だ。中央テレビ網が伝えた。
秦始皇帝陵博物院の武麗娜副研究員は「秦始皇帝陵からはさまざまな動物が出土した。副葬された本物の動物のほか、陶器や銅で作られた動物が含まれる。これは秦の時代の人が日常生活での経験により、各種動物の習性を徐々に把握し、飼育し利用することを学んだことを反映している」と述べた。
武氏によると、これまでの発掘調査と研究により、「珍禽異獣坑」からはシカ、ノロジカなどの草食動物と、雑食動物が出土している。「水禽坑」からは青銅製の鳥類46点が出土。うち鶴が6点、白鳥が20点で、その他はカリ・ガンなどの鳥類。上焦村秦墓からはカラス貝の装飾品、羊や鶏の骨が出土しており、陵北部副葬墓からは真珠が出土。陵園外城北側一号大型副葬坑からは10数種類の鳥類、動物、魚、亀などの骨が出土している。
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