外交部、サントメ・プリンシペが台湾と断交について

外交部（外務省）の華春瑩報道官は21日、西アフリカのサントメ・プリンシペが台湾と「断交」すると発表したことについて、記者からの質問に答えた。

【記者】報道によると、サントメ・プリンシペ政府は声明を発表し、台湾と即日「断交」することを決定したという。これについてコメントは？

【華春瑩報道官】われわれはサントメ・プリンシペ政府が現地時間の20日に声明を発表し、台湾とのいわゆる「外交」関係を断絶すると決定したことに留意しており、中国側はこれを賞賛し、サントメ・プリンシペが一つの中国の原則という正しい軌道に戻ったことを歓迎する。

一つの中国の原則は中国の核心的利益と13億人を超える中国国民の国民感情に関わり、中国と世界各国が良好な協力関係を維持し発展する上での前提であり政治的基盤である。中国は平和共存五原則と一つの中国の原則を基礎とした上で各国と友好協力関係を発展させていきたいと考えている。

周知のように、1971年10月に行われた第26回国連総会で2758号決議が採択され、中華人民共和国政府が中国全体を代表する唯一の合法的な政府であることが明確にされた。この決議で確認された一つの中国の原則は国際社会の普遍的な共通認識となっている。（編集KS）

「人民網日本語版」2016年12月22日