2016年12月22日  
 

中日対訳健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

Apple新浪ツイッターFBLINE微信RSS
人民網日本語版>>科学技術

1億6000万年前のイチョウの木の化石が発見

人民網日本語版 2016年12月22日08:26

中国科学院南京地質古生物研究所の王永棟研究員が率いる研究チームは、遼寧省西部の北票地区のジュラ紀地層から、1億6000万年前のイチョウの木の化石を発見し、「遼寧銀杏木」と命名した。揚子晩報が伝えた。

イチョウにはどれほど長い歴史があるのだろうか?王氏によると、古生物学者らは今から2億年ほど前のイチョウに似た葉を発見しているという。またイチョウ属の葉と実は、今から1億7000万年前のものが見つかっている。イチョウの木の化石、つまり葉柄の化石は1億2000万年前のものが最も古く、しかも非常に珍しい。イチョウの木の化石は発見されている量が最も少ない。葉や実は数が多いが、木は1本だけだからだ。そのため木の化石は非常に珍しい。

しかし王氏らは今回の発見で、イチョウの木の化石が発見される歴史を塗り替えた。この化石は今から1億6000万年前のもので、歴史を4000万年も早めた。

王氏によると、現在のイチョウの葉は扇形で、溝が浅い。1億6000万年前の葉は手の形に似ており、葉が細長く溝が深い。見た目は現在のものと異なるが、細かい構造はほぼ一致している。観察と比較により、古いイチョウの木の細胞構造は、現在のイチョウの葉柄の細胞とほぼ一致しており、葉の角質層表皮構造も一致しているということだ。(編集YF)

「人民網日本語版」2016年12月22日

関連記事

コメント

最新コメント