▽目標は万達広場1000店舗オープン
王董事長は、「今年のデータで、開店1年目を迎えた万達広場の平均来店客数は2000万人に達しており、三・四線都市、さらには五線都市まで拡張するにつれて、各店舗の来店客数はやや減少するかもしれないが、1店舗あたり1300万人~1500万人まで減少したとしても、1000店舗オープンさせた場合、1年間の来店客数だけで延べ130億人~150億人に達することになる。また仮に、ある顧客が年間30回店舗を訪れた場合、およそ5億人の人々が消費を繰り替えすことを意味する」とした。
都市ビジネスの発展トレンドについて、王董事長は、「まず、大都市の拡張によって単一的なショッピングセンターが消えつつあることが挙げられる。そして総合的なショッピングモールが大量に出現したことにより、単一的な中小規模のショップはネット通販から受ける影響が大きい点。さらに、ネット通販が盛んになっている点。ネット通販からのダメージを回避するために、万達は正しい位置づけをしなければならない。小売をメインとするのではなく、生活や交流の中心としての位置づけをすべきだ」との見方を示した。
さらに、王董事長はネット通販は商業ビジネスにおける小売業にダメージを与えているが、実店舗でしか得ることができない実際に体験する形での消費に取って代わることは永遠に実現できないだろうとしている。
王董事長の計画によると、万達広場は今後、体験型の消費が占める割合をさらに高め、3年から4年ほどで、その割合を70%までに引き上げるということだ。体験型消費が占める割合が高くなれば、ネットショッピングからのダメージも少なくなるというわけだ。
また、王董事長が商業センターは文化的な要素を高めていくべきだと主張した点は注目に値する。王董事長は、「現在、万達は商業センターで小型のテーマパーク或いはテーマタウンの導入を試みており、同時に、小型の博物館や美術館を含む無形文化財ショップの導入も検討している」とした。(編集HQ)
「人民網日本語版」2017年12月25日
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