米ラスベガスで9日、2018年コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)が正式に開幕した。中国検索エンジン大手の百度は開幕前のメディア開放イベントで、新たな自動運転オープンソフトウェアプラットフォームの「阿波羅(アポロ)2.0」を発表した。新華社が伝えた。
百度は昨年4月に「阿波羅」プラットフォームを発表。このソフトウェアプラットフォームは自動車業界と自動運転分野の車両とハードシステムを結びつけ、自社の自動運転システムをスピーディーに構築することを促した。
同日の発表会に登場した最新の「阿波羅2.0」プラットフォームは、自動運転オープンプラットフォームのリリース以降の「最強バージョン」と呼ばれている。シンプルな都市道路の自動運転をサポートし、かつシーン化・ビジネス化された自動運転ソリューションプランを打ち出しており、インテルやNVIDIA、NXP、Renesasという4大チップ企業の主流車載コンピュータプラットフォームを全面的にサポートしている。
「阿波羅2.0」には計16万5000行のコードがあり、クラウドサービスとソフトウェアプラットフォーム、参考ハードプラットフォーム、参考車両プラットフォームの4大モジュールを全て開放する。マイクロソフトやカーナビ会社のトムトム、オンラインプログラム教育プラットフォームのUdacityなど、提携先は90社を超える。
百度は現在、すでに北京・上海・深セン、米国のシリコンバレーやシアトルなどで技術センターを設立している。百度の張亜勤社長は、「同社はグローバル化人材戦略に取り組み続け、阿波羅世界実験室の設立を宣言する。またUdacityと協力し世界初の阿波羅オンライン授業を開始する。これは同プラットフォームを自動運転業界の人材育成基地とし、世界の自動運転技術の高度発展を促進することが狙いだ」とした。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年1月12日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn