国家観光局データセンターによれば、今年の春節期間における観光客数は全国延べ3億8600万人に達しており、前年比12.1%増を実現。また観光収入は4750億元で、前年比12.6%の増加を実現している。
銀聯の報告によれば、過去3年間において海外旅行を選ぶ中国人観光客は海外の美しい風景を楽しむのと同時に、その地域特有の文化ショーなどを通じて海外文化を体験することを好む人がますます増加しているとしており、これは消費体験の更なる促進を意味している。
▽人々のニーズは食品や衣服から娯楽へ変化、消費レベルのアップグレードを反映
人々は今では単に爆買いするのではなく、品物の質も重視し始めている。例えば、「春節の消費明細」において、これまでの鶏や鴨、魚や肉だけでなく、様々なシーフードなどもまた「標準装備」の中に加わるようになってきている。
ECプラットフォームはこうしたトレンドを敏感に捉えており、淘宝は数多くの老舗ブランドと提携して21種類の特製贈答品を消費者に提供し、消費者の質へのこだわりに応えた。また京東はニュージーランド産のキウィや、タイ産のブラックタイガーなどの輸入食品を用意し、消費者に各国のグルメを提供した。
春節期間は、商店街や映画館、大型ショッピングモールは人で混み合っていた。
商務部の調査によると、大晦日から正月六日(2月15日から21日)までの間、全国の小売及び飲食企業の売上高が約9260億元に達し、去年の春節長期休暇と比べ10.2%増となった。
商務部によれば、2018年春節長期休暇の間、全国消費市場は年越しの雰囲気を受けて、商売が繁盛し、年越し用品の購入や市場、縁日、年越しの宴である「年夜飯」といった伝統的な消費活動が盛んになっているほか、旅行や読書、映画鑑賞、展覧会などの新しい消費活動も注目を集め、年越し用品のネット購入や食品のネット注文、モバイル決済、カスタマイズ旅行、シェア旅行などの新しい業務パターンが消費者に好まれている。人々は、適度かつグリーンという消費理念を持ち、高品質で個性的、カスタマイズされた消費がトレンドになっている。(編集HQ)
「人民網日本語版」2018年2月24日
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