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最も美しいとされるキノコ、実際には地衣類

人民網日本語版 2018年03月22日15:01

燭衣属の新種である雲南麗燭衣(王立松撮影)

自然界の種の進化は興味深いテーマであり、その真実が明らかになるたびに人類の認識が広がる。地衣類生物学者らは担子地衣類の系統分類の研究において、新たな発見を実現した。科技日報が伝えた。

地衣類は菌類の共生体で、緩やかな進化の中で形成された、安定的な遺伝特徴を持つ小型生態系だ。担子地衣類は担子菌と共生藻の共生によって形成される特殊な地衣で、共生菌・共生藻の分離培養、生物活性成分の篩分けなどの面で、応用の大きな可能性を秘めている。

中国科学院昆明植物研究所の王立松氏が率いるチームはこれまで、アジアとアフリカの担子地衣類の形態学・科学・分子系統学の研究を行っていた。それによると、中国でそれまで報じられていたアンズタケ属・シラウオタケ属が実際には、蓮葉衣目の麗燭衣属であることが分かった。最新の研究で、チームは双色麗燭衣と雲南麗燭衣の新種を発見した。さらにシラウオタケ属の湿地シラウオタケと中華シラウオタケを麗燭衣属とした。

これらの研究は、世界の蓮葉衣目の3つの属の構成と、属・種間の系統的な進化関係を明らかにした。この研究成果は菌類学の主流誌に掲載され、屋外で撮影された新種「雲南麗燭衣」がその表紙を飾った。(編集YF)

「人民網日本語版」2018年3月22日

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