中国教育部(省)、国家語言文字活動委員会がすでに発表している、初めて中国の英語学習者向けにその英語力を測る基準「中国英語能力レベル基準」が6月1日から実施される。中国教育部試験センターが12日の取材に対して明らかした。人民日報が報じた。
「中国英語能力レベル基準」は、英語の応用力を測るのが目的で、学習者の英語力を「初級」、「中級」、「上級」の3ランクに分け、計9つのレベルがある。各レベルの能力の特徴を網羅的にはっきりと詳しく規定している。
同基準は、試験のクオリティ向上、中国国内外の試験マッチング、多元化した評価促進、英語教育の質向上などに取り組むための能力尺度となり、全国統一の判断標準でもある。初級から上級までの英語学習者の英語力を系統的に描写しており、さまざまなランクの英語学習者、使用者の英語力をカバーしている。
同基準を制定することで、各種外国語試験に科学的な能力指標体系や正確な能力尺度を提供し、一層網羅的で、系統立った試験を実施し、各学習成果を互いに測るための拠り所とし、各学習段階のマッチング、英語の教育、学習、検定の調和のとれた発展などを促進し、外国語学習のクオリティと効果を向上させるのが狙いだ。
同基準は、教育や試験の概要ではなく、その9つのレベルのいずれかを学生に対する要求事項とするわけでもない。その他、教育部試験センターは試験の重複を減らし、試験のシステムの基礎を固めるために 同基準を基礎にした英語力レベル試験の開発にも着手する計画で、具体的なプランの制定を現在進めている。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年4月13日
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